大森元貴 初のソロ映画主題歌&ミニアルバムがそっと差し出す“ひとり分の音楽”

アン:ねえ、最近ずっと大森元貴 初のソロ映画主題歌&ミニアルバムの話を目にするんだけど、映画はまだなのに、もう空気ができてる感じしない?
ジェームズ:するね。取材記事を読んでいても、映画の宣伝というより、余韻にどう寄り添うかを語っている印象が強かった。
アン:主題歌って、物語を説明する役目のことも多いよね。
ジェームズ:今回はそこを避けていると、本人の言葉として読める範囲で確認できた。物語の説明じゃなく、感情の着地に触れる位置。
アン:観終わったあとに流れる前提で作られてる感じか。
ジェームズ:そう受け取った人が多いと思う。エンドロールで気持ちを急がせないための間の取り方が想像できる。
アン:それがミニアルバムに入るの、ちょっと不思議。
ジェームズ:でも実際は自然だった。アルバム全体が、声と沈黙の距離を大事にしている流れだから。
アン:バンドのときより、声が近いってよく言われてるよね。
ジェームズ:うん。マイクとの距離感や、語尾の残し方が違う。技術というより、向き合い方の違い。
アン:映画を観る前に聴いたら、どうなるんだろ。
ジェームズ:先に聴いても成立するし、観たあとに聴くと意味合いが少し変わる。そう設計されているように感じた。
アン:一人で聴く時間に合いそう。
ジェームズ:そうだね。今回の曲は誰かに見せるためじゃなく、自分の感情を確かめるための音楽だと思う。

